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NO.542  2019.01.06

「主の恵みの年を知らせよう」

 

わたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油をそそがれたのだから。主はわたしを遣わされた。捕らわれ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。(ルカ4:18-19)

 

2019年が幕開けとなりました。新しい年もよろしくお願い申し上げます。
穏やかな年の始まりかと思いましたが、新年早々、株が暴落して始まり、経済の不透明感を感じさせています。また、熊本では震度6弱の地震が起こり、本震の余震ではないかと不安視する人たちもいます。この一年も様々なことが起こってくるでしょうし、避けられない事柄も起こりうるでしょう。しかし、去れらに振り回されないようにしたいと思います。
そのためには、私たちの生きる本筋をしっかりとはずさないようにしたいと思います。その第一は何を見て生きるかということです。まず、イエスキリストから目を離さないことです。信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」(へブル12:2a)とあるように、どんな時も私たちの主イエスキリストから目を離さず、しっかりとイエスにフォーカスして生きていきましょう。イエスこそ救い主であり助け主です。また、私たちの避け所であり導き手です。このお方と共に歩むとき、私たちはたとえ揺り動かされることがあっても、躓き倒れることはありません。たとい倒れたとしても、主が立たせてくださいます。
また、第二は与えられた使命をしっかりと認識して生きることです。
今年のみ言葉はわたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油をそそがれたのだから。主はわたしを遣わされた。捕らわれ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。(ルカ4:18-19)です。イエスが宣教を開始されたときに与えられたみ言葉です。このみ言葉にはイエスの自己認識が明確に記されています。すなわち、イエスは貧しい人々に福音を伝えるようにと遣わされたということ。その具体的使命は、捕らわれ人には解放を、盲目の人は目が開かれ、しいげられている人には自由を与えるために遣わされたという認識です。そしてそれは「主の恵みの年を告げ知らせる」ということであることでした。
私たちも、主から遣わされているという使命を自覚いたしましょう。終わりの時代に生きている私たちには神様が託しておられる働き(ミッション)があるのです。それは「主の恵みの年を告げ知らせる」という使命です。
仕事も家庭も日々の歩みも、何をするにも「主の恵みの年」を伝えるために立たされていることを自覚したいと思います。あなたの生きる中心の柱を明確にすると人生にブレがなくなります。迷う時、困難を感じる時、いつもこのミッションを再確認いたしましょう。聖霊様は私たちを助けてくださいます。聖霊の油注ぎをいただいて、「主の恵みの年を告げ知らせる」一年としていこうではありませんか。

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