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NO.538  2018.12.09

「思いがけない出来事」

 

マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。
(マタイ2:21)

 

先週の木曜日は慌てた方が多かったのではないでしょうか。ソフトバンクが通信障害を起こし4時間半にわたって、携帯電話やスマートフォンが使えなくなってしまったからです。わたくしもソフトバンクのスマートフォンを利用していますので、大変困ってしまいました。
ちょうど午後2時に約束をしている方がいたのですが、なかなか来られないので心配をしました。そうすると30分遅れで、牧師がいないので帰りますというメールが入ってきました。その方とはライン登録はしておらず、メールもチェックしなかったので連絡を知るのが遅れてしまったのです。慌てて電話をしたのですが、通信障害で連絡できず、普通電話もなぜか通じずで、結局このアポイントは流れてしまいました。
田原町にあるソフトバンクショップに行ってみましたが、「現在、通信障害で通話が困難です。」という張り紙が張られ、店員の方が総出で対応していました。
いかにスマートフォンに依存しているかということがわかりましたし、いくら便利になっても結局、完全で大丈夫なものはないことを改めて思い知らされました。いざという時のために連絡手段の多様化を図ることと、過信したり依存しすぎてはいけないことを改めて教えられた思いです。
同様に、私たちの人生にも思いがけないことがしばしば起こります。想定外のことが起こるとパニックにさえなってしまうものです。
イエスの誕生の告知を受け、いいなずけのマリヤが聖霊によって身ごもっていることを知らされたヨセフはどのような思いだったでしょうか。夢に描いていた結婚生活は、もう願っても手に入らないのです。それどころか、自分たちが直面しようとしている困難な状況は、人生そのものを台無しにしかねない事柄でした。婚約者のマリヤが自分以外の相手と関係を持ったのではないかと思われ、いくらみ使いに聖霊によって身ごもったと言われても、にわかに信じがたい事だったに違いありません。
そこから彼の葛藤と神に訴え祈る時が流れていく事になります。いろいろ思案しながら、人間的な方法を探っては祈り、祈っては思いめぐらしたことでしょう。しかしそのような祈りの格闘の中で、み使いはヨセフに
「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。」(マタイ1:20)と語られれるのでした。ヨセフは決断をしてマリヤを妻として迎えることにし、その宿っている子どもの父親として生涯生きることを決めるのでした。
祈りの格闘を軽んじてはいけません。簡単に、何の苦労もなく手に入るものはそれほど感謝することはないでしょう。しかし、悩みながら、苦しみながら、神の前に魂を注ぎ出して祈る祈りは、主の御手を動かすのです。主が私たちに導きを与えてくださるのです。祈りの格闘の先にある素晴らしい用意されている神の計画を受け取ることができるのです。思いがけない出来事が起こった時は、とにかく主イエスを見上げることです。

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