「信仰のリアリティー」
イエスは、その話のことばをそばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れないで、ただ信じていなさい。」
(マルコの福音書5:36)

一昨日は札幌での集会がございました。ご存知のように一週間前に発生した地震は北海道に大きな被害をもたらしました。特に厚真町は震度7を記録し、被害がひどかったです。教会のメンバーのご実家も厚真町だったこともあり、大変心配をいたしました。幸いご両親やご家族は無事でしたが、精神的な動揺がおありのようです。
また、礼拝に来られた方の中には、度重なる余震で、船酔い状態ですと言われている方もいました。。この現実の感覚は体験した人でないとなかなかわかりません。節電の呼びかけで、街も明るさが半減しています。コンビニのおにぎりなども品薄状態で、完全な回復にはまだまだ時間がかかるようです。
そのような不安と心配の中にあるときこそ、神様の助けを求め、神の守りを信じて祈りことが大きな力となります。しかし、現実の状況が強烈なほど、その現実感が信仰の力に勝ってしまうことがあります。不安が心の思いを支配するようになり、信仰が働かないように思うのです。
不安の要因となるのは震災だけではありません。病気や人間関係、家族の問題、置かれている状況の閉塞感。様々な困難に直面いたします。その現実は、私たちの身体や目、感情。その時の空気。などを通して、私たちの心に否定的な思いを持ち込み働きかけてくるのです。現実に起こったことは、私たちに強烈にマイナス要因を持ち込んでくるのです。
聖書に、会堂管理者ヤイロの娘が病気で死にかけていた記事が出てきます。父親は必死の思いでイエスのところにやってきます。何とか死なない間に来てもらいたい。そして助けてもらいたい。と願ったのでした。しかし、イエスの到着が遅れたために、娘はすでに死んでしまっていました。
死んだという報告を受けた時の父親の落胆ぶりはどうだったでしょうか。死という現実の前に、父親は体から力が抜けていったに違いありません。その状況に父親の苦悩を読み取られたイエスは、彼に「恐れないで、ただ信じていなさい。」と声をかけられました。
そのイエスの声が父親にどれほどのインパクトがあったことでしょう。信じれない思いが強かったでしょうが、しかし、イエスのことばによって神を信じる方向に心を向け始めることができました。やがてベットに横たわっている娘にイエスと共に対峙した時、イエスの「タリタクミ(娘よ起きなさい。)」というイエスの声により、娘は癒されたのでした。
大切なのはイエスの声が発せられた時、その声に応答して信じる決断をするのです。疑うこともあるでしょうし、100%は信じられないこともあるでしょう。でもよいのです。み言葉に従って、「信じます。」「不信仰な私を助けてください」そう宣言し祈り続ける時、聖霊の働きの中で勝利が与えられるのです。感情の声に振り回されないようにしましょう。やがて信仰の現実(アリティー)の方が否定的な思いにまさって、心を支配するようになるのです。
大丈夫です。神に信頼します。と宣言し、告白して前進していこうではありませんか。