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NO.515  2018.07.01

「ふたりはひとりにまさっている」

 

ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。
…もしひとりなら、 打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。
(伝道者の書4:9-12)

 

先週、沖縄で開催の牧師研修会(ニューリーダーシップフォーラム)に参加をいたしました。全国から23名の牧師たちが集い、特別講義や素晴らしい働きをしておられる沖縄の3つの教会の訪問や事例発表があり、たいへん有意義な研修の時となりました。
今回、台湾から台北霊糧堂教会で35年間主任牧師として仕えてこられた、ナタナエル・チョウ牧師をリソース講師として迎え講義がなされました。先生の働きを通して現在、教会は1万人以上の群れとなり、全世界に400の枝教会が生み出されています。台北の超教派の牧師会のまとめ役であり、今起こっている台湾のリバイバルの中心的人物でもあります。
先生のお話によれば、130年間の間、台湾のクリスチャン人口は2%を超えることはなかったそうです。しかし、この30年間でクリスチャン人口は7%を超え、特にこの10年間の成長は著しい状況になっています。
この大きな変化は、台湾の諸教会に「和解と一致」が進んだことによるのだそうです。今までは教会間で競い合いがあったり、溝があり、なかなか一つになれなかったのです。また、多くの教会が関係に対して傷を持っていたので、一緒になることは難しいと思っていたそうです。
しかし、聖霊様の働きと促しにより、牧師たちが互いに一つになることの重要性に目覚め始めたのだそうです。そうして、神様のみこころは教会が一つになることであることを再確認させられたのだそうです。神様と私たち一人一人の関係、教会と教会、牧師と牧師、牧師と信徒、それぞれの関係の見直しがなされて行ったのです。
それは「働き指向」から「関係指向」への変化でもありました。今まで教会は働き中心で成長をとらえていました。しかし、関係中心の働きにパラダイムシフトしてから、教会が癒され、祝福され、絆が強まり、逆に教会が成長していくことになったのです。
ナタナエル牧師はこの関係性の重視を「神に歩調を合わせる」ことであることを強調されました。もし神の御心に従い、神に歩調を合わせていけば、相乗効果と統合効果をもたらすことになるのです。聖書には「ふたりはひとりにまさっている」とあります。また「ひとりは千人を、ふたりは万人を追う」(申命記32:30)ともあります。1+1は2ではなく、3にも、4にもなるのです。
サタンは私たちが一つにならないように、互いの間にひびを入れ、溝を作り、互いの関係を壊すように仕向けてくるのです。それは個人の関係だけではなく、家庭や、教会に対しても同じことをしてくるのです。
どうでしょうか。私たちの言動は互いが一つになる方向に向かっているでしょうか。イエスは「もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」(マタイ18:19)と言われました。このみ言葉を心にとめながら互いが心を一つにして主のみこころに従っていこうではありませんか。これこそ愛の関係に生きることであり、愛することの実践に他ならないのです。

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