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NO.375 2015.10.25

 「参加型の教会がいいんです!

 

あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。(Ⅰコリント12:27)

 

教会の玄関ドアがイメージチェンジ中です。今まで、ステンドグラス風のシートが張られていたのですが、劣化が進んでいました。会堂も改装されたので、それに合わせて新しいイメージのドアにしようと、有志の兄弟姉妹たちが、カラーのビー玉を割ってドアに張り付け新しい教会のドアに変身させようとしています。
作業が進むのを見ながら、ひとりひとりが協力して一つのことに取り組んでいる姿に麗しさを覚えました。この作業だけでも、アイデアを出す人、イラストを描く人、ビー玉を提供する人、古いシートをはがす人、ビー玉を砕く人、張り付ける人、全体を管理する人、お茶を出す人、周りから励ます人、それぞれの工程にいろいろな役割と働きがあることがわかります。もっと大きなプロジェクトや働きになるとさらにさまざまな働きや人数が必要になってきます。みんなで協力すれば大きな働きが可能なのです。
教会は「キリストのからだ」に例えられています。パウロは教会を生きた有機体としてのからだにたとえ、見事にその働きを表しています。体は一つでも、多くの部分があって成り立っているのです。頭もあれば、手もある。目もあれば足もある。皆それぞれの役割と働きがあるのです。それぞれがユニークであって、手が頭にはなれないし、目をうらやむことも必要ありません。皆が頭になりたいと思って頭だけだったら、からだとしてやっていけません。それぞれの優劣は全くないのです。
また互いが互いに依存しあっているのがからだの特徴でもあります。目がなかったら、目からの情報を共有できません。手がなければ働くこともままなりません。頭がなければ、全体を統括することができません。鼻がなければ嗅ぐことができません。足がなければ動くことができません。すべてが相互に依存し、助け合っているのです。
このようなからだの働きを私たちの教会は実践できているでしょうか。教会の働きは多岐にわたります。祈る人、伝道する人、証しする人、様々な奉仕をする人、小グループを導く人、訪問をする人、教会の美化を担当する人、助ける人、賛美をリードする人、励ます人、教会活動を広報する人、企画する人、管理する人、とりなす人、新しい人が教会に定着しやすいように仕える人、教える人、勧める人、音響・照明を担当する人、食事を作る人、もてなす人、送迎をする人、等々。もっと細分化すれば次々と出てくるでしょう。教会の中だけではありません。教会と社会との懸け橋になっていく人も必要です。何人かの人はいくつかを兼務する人もいるでしょうが、それぞれが賜物を生かして互いが教会の働きを皆でサポートしていくのです。それがキリストの教会のあるべき姿です。互いが愛しあい、互いが仕え合うことでキリストの愛を実践していく。その具体的な働きに是非兄弟姉妹も積極的に参加してください。私たちの教会は参加型の教会を目指しています。キリストがそうであられたように、私たちも自分自身をささげて汗を共に流すものとなりましょう。今よりもう一歩前に進もうではありませんか。

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