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NO.364 2015.08.09

 「神のグッドタイミング

 

天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。(伝道者の書3:1)

 

先日、是非相談にのっていただきたいという方から電話があり、早速お会いしました。その青年は個人的な問題で悩んでおられました。よくお話を伺いながら、その方の心の渇きが伝わってきました。人の渇きを満たすことのできるお方はイエスキリスト以外にありません。
そこで、「人生の迷いの中にあるようですが、もし神様があなたの人生を作り変えることができ、あなたの人生を神が共に歩んでくださるとするなら、あなたもキリストを信じませんか?」とお尋ねいたしました。すると彼は、「はい、私も人生をやり直したいです。どのようにすればよいでしょうか?」私は早速神様がその青年を愛しておられること。そのためにイエスキリストは十字架にかかって身代わりの死を遂げてくださり、救いの道を開いてくださったこと。このイエスを信じて、自分の罪を告白するなら、そのすべての罪は赦されること。更に、神の子どもとなって神と共に歩む人生へと導かれることなどをお話ししました。
そして、一緒に信仰の告白の祈りをし、罪を告白してイエスキリストを救い主として信じてくださいました。祈りの後の顔には平安が与えられたようで、これから教会に続けてこられるようにという約束をして別れました。聖霊なる神様が働いてくださったことを本当に感謝いたしました。
聖書には何事にも定まった時があると語ります。その時をどれだけ生かして用いているでしょうか。一期一会という言葉もありますが、人との出会いはその時が最初で最後の時になる場合もあるのです。ですから神が備えておられる時を意識しながら歩みたいと思います。
その青年にとっては、彼を教会に紹介してくださったクリスチャンとの出会いが救いの始まりとなりました。更に、わたしと交わった時が、イエスを信じる時となったのです。様々な直面する問題もキリストに出会うために通らされた道であり機会であると信じることができるなら幸いです。
聖書は私たちには知らされていない神の時があることを教えています。例えば、「主の日」は盗人のようにやって来ると語られていたり、その「主の日」がいつ訪れるか、その日その時を私たちは知らされていないと記されています。ではどうすれば神の時をしっかりととらえることができるのでしょうか。
先ず、第一に、その時がいつ来てもよいように心の準備をしておくことです。今日神の時が来ても、慌てないで済むように、神との交わりを絶えず持っておくのです。日々祈りを欠かさないようにしましょう。礼拝を大切にし、聖書のみ言葉に絶えず接していくようにしましょう。神様の恵みを数え、讃美を絶えず捧げていきましょう。その時主はグッドタイミングで私たちに働いてくださいます。
第二は、今日を最善に生きていくことです。主が出会ってくださるときはいつも今日なのです。今日という時を意識し、今日、主の御声を聞き、今日語るべき福音を語る。今日という日が神の時だという意識をもって生きるようにいたしましょう。適当に生きていい日は一日もないのです。今日という日は恵みの日であり、神が働かれる日であり、今日私たちは主を賛美していきましょう。悔い改めも今日という日に捧げておきましょう。和解できるなら今日という日に積極的に行動しておきましょう。主は私たちの信仰的な態度を心から喜んでくださるのです。あなたも主の今日というグットタイミングで導かれているのです。

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