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NO.363 2015.08.02

 「聖霊の流れに乗ろう

 

「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。
御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」(ヨハネの福音書3:8)

 

今月末に洗礼式が予定されています。今7名の方々が備えておられて本当に感謝です。それぞれに歩んでこられた人生があります。多くの苦労をされた中で信仰に導かれた方。又信じてはおられたのですが、お友達に背中を押されて、今回の洗礼を決断した方。又長い間祈られた中で、導かれた方もおられます。状況は違っていても、主イエス様によって罪赦されて救われ、救いの喜びが与えられていることに変わりはないのです。
神との出会いは本当に不思議です。導かれているとしか言いようのない出来事です。目には見えませんが、神はご計画をもって一人一人を導いておられることを強く感じます。是非8月30日の第二礼拝の中で執り行われる洗礼式に証人として参加されることをお勧めいたします。
人生には様々な流れがあります。私たちはキリスト者として特に聖霊なる神様の働きの流れを意識して、その流れの中に従って生きるものになりたいと思います。様々な試練や困難に会う時ほど、聖霊様は語っておられます。特に聖霊様の風を覚えてその導きに従うようにいたしましょう。
ヨハネの福音書3章に真夜中にイエスを訪問したニコデモというユダヤ人の学者の話が出てきます。イエスのなされることを見聞きするにつれ、自分の経験と学問の研究では計り知れない、神様の生きた働きを見たのでした。心の渇きは彼をしてイエスの所に向かわせることになります。
イエスはニコデモに開口一番、「人は、新しく生まれなければ神の国を見ることはできない」(ヨハネ3:3)と言われ、それは「御霊によって生まれる」ことであることを示されるのでした。自分の考えの枠では到底とらえきれないイエスの言葉にニコデモは困惑するばかりでした。
イエスは「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」と続けられます。ニコデモはますますわからなくなり、「どうしてそのようなことがあるのでしょうか」とつぶやいてしまいます。
風は思いのままに吹くように、聖霊様も、ご自身の意図によって働かれるのです。私たちはその意図をはかり知ることはできません。しかし、風が肌に触れたらその向きや強さを感じ取れるように、聖霊様が私たちの人生に働かれたならば、私たちはその働きを感じ取ることができ、体験することができるのです。
信仰のセンサーを働かせましょう。この世の流れにどっぷりとつかっていると、聖霊様の働きをキャッチする信仰が鈍くなってしまいます。聖霊様は絶えず働いておられます。聖霊様の働きを受け止めることができるように、聖霊様に飢え渇いて求める者となりましょう。聖霊様の流れに乗ると、人生が祝福された恵みの方向へと向かい始めます。この世の流れは私たちを神からはなすそうと逆方向に抵抗して流れます。しかし神様はあわれみと恵みをもって私たちを助けてくださいます。あなたの人生に聖霊なる神様の御心があらわされるようになります。
神の臨在に触れ続けるために、信仰的環境を多く作りましょう。聖書に親しむこと。礼拝に参加すること。祈り会に出ること。信仰者と交わること。互いに信仰的に励まし会うこと。求めれば求めるほど、神様な私たちに近づいてくださいます。共に聖霊様の流れを大切にしその流れに乗っていくようにいたしましょう。

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