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NO.146  2011.06.05

「デボーションの恵みにあずかろう」

 

あなたのみことばは、私の上あごに、なんと甘いことでしょう。蜜よりも私の口に甘いのです。 (詩篇119:103)

 

御言葉と祈りによって主と個人的に会い、対話し交わる時間のことをディボーションと言います。黙想の時間、QT(クワイットタイム:静思の時)と言ったりもします。私達のクリスチャン生活の中で一番基本的で、一番大切な時間です。
神様は御言葉を通して私達に語ってくださいます。ですから、聖書の通読とは別に、毎日1箇所、聖書を読み、黙想し、神に祈り交わるのです。霊的に赤ちゃんとして生れた私達が成長するために必要不可欠な栄養がこのディボーションを通して得られるものです。ディボーションの時を持てば持つほど私達は神様自身がどのようなお方か知ることが出来ます。また神様のお心がわかります。神様は私達と絶えず交わりを持ちたいと願っておられるのです。ですからそれに応答して私達も聖書を通して神様のみ声を聞くものになりたいと思います。
イエス様も絶えず父なる神様と交わるディボーションの時を持っておられました。「さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。」(マルコ1:35)とあるとおりです。父なる神様との交わりを通してみこころを受け取り、それを実践して行かれたのです。ですから私達も毎日今日この日に必要な御言葉を受け取るように致しましょう。
人に聞くのではなく、神に聞くのです。この神との交わりが確立できるようになると、生きる事にぶれが無くなってきます。なぜなら、御言葉を基準として生きる事が出来るようになってくるからです。毎日長い箇所を黙想しなくても構いません。習慣化するようになるまで、繰り返して身につけていきましょう。以下にその流れを記します。素晴らしい恵みに預かれます。

  1. 今日聞いて消化できる10節~15節程度の分量を規則的に読んで黙想する。
  2. 2~3回読む。1回目は内容を把握し、2回目は神様の語りかけを聞くように読む。
  3. 15分から30分以内にする。聖書勉強ではないので、継続することが大切である。
  4. 聖書を読む時間と場所を決めると習慣化しやすい。出来れば朝すると良い。
  5. 黙想した内容を記録してみよう。人の記憶には限界があるので記録する。
  6. 神様がどんなお方かをよく聞き、考えよう。特に神様の恵みを受け取ろう。
  7. 自分にくださる神様の恵みと感謝を中心に聞こう。
  8. 神様がくださる教訓:命令、頼み、慰め、激励、約束、警告、見習うこと、見習ってはならないことなどを聞く。
  9. 具体的に自分自身を振り返って適用し、実践してみよう。出来たら一つか二つ。
  10. 他の人と分かち合う時間を週に一回は持って、恵みを分かち合ってみよう。

ディボーションのテキストとして「マナ」、「日々の御言葉」、「リビングライフ」などが出ていますので、それらを利用するのも良いでしょう。教会では現在「マナ」を推奨しています。
神様との持続的な交わりは私達に霊的成長をもたらし、独りよがりの信仰や、この世の価値観から守ってくれます。また、信仰が堅固なものとなります。特に自分が受けた恵みと感謝に十分に焦点を合わせることが、疲れないで継続する為のコツです。以上のことを参考に、是非ご一緒に今日からチャレンジしてみませんか?主の豊かな祝福を祈ります。

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