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NO.130  2011.02.13

「KKTからAATへ」

 

熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕え、望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい。
(ローマ人への手紙12:11-12)

 

昨日、VIP浅草(当教会のファミリーグループ)が三谷康人氏(元カネボウ薬品社長)を招いて、これからの宣教活動のための学びと交わりの時を持ちました。私もその一人として参加させていただきましたが、三谷氏のビジネスの世界での実践経験と教会での多岐にわたる活動からのお話は大変興味深く学ばされることが多々ございました。
多くの教会を巡回され感じられる教会のイメージは何かと言えば「KKT」が多いそうです。それは「かたい、暗い、つまらない」ということです。それは三谷氏だけでなく、教会に行ったことのない人が教会に来て持つイメージにも当てはまるのではないでしょうか。教会の中にいるとなかなかわかりませんが、教会外の人達が教会に対して魅力を感じ、続けて教会に行ってみたいと思うような教会を私たちは目指さなければなりません。それは決してこの世に妥協することではなく、この世の人達をキリストのために獲得するために、私たち自身が変革されなければならないことなのです。それこそまさにイノベーション(新しいものを生み出すための変革)ということです。
イエスは「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい」(マタイ28:19)と言われました。教会の使命とは「イエスの福音宣教」であり、「弟子化命令」です。そのことを成すことが教会の存在意義にほかなりません。そのためには先ず今自分たちがどのような現状にあるのかを把握し、認識し、変革を求めて祈り、聖霊に導かれていかなければなりません。
「KKT」(かたくて、暗くて、つまらない)が今までのイメージならこれから私たちが目指すクリスチャンのイメージは「AAT」すなわち「熱くて、明るくて、楽しい」ではないでしょうか。
初代のクリスチャン達は聖霊を受けてからそのように変りました。聖霊の火に燃やされて、全世界に出て行きました。そうしてついにはローマ世界そのものを変えてしまったのです。信仰の情熱を私たちも聖霊によっていただきましょう。
また、初代のクリスチャン達は迫害を受けてもそれを喜びに変えました。うちひしがれて暗くはなりませんでした。信仰による希望が常にあったからです。迫害の向こうにある勝利の光を見続けていたのです。
また、信仰による喜びを持ち続けていました。喜び楽しんでいる人は魅力があります。多くの人達が弟子達の交わりに魅力を感じ、その交わりに加わりたいと願うようになりました。
私たちの教会のイメージはどうでしょうか?またあなた自身の信仰のあり方はいかがでしょうか?「KKT」から「AAT」へイメージチェンジをいたしましょう。それは外側を変えようとしても変りません。心の内側から変えられるときにそれは本当の変革になるのです。聖書の御言葉に立ち帰りましょう。一人一人が与えられている素晴らしい宣教の使命を自覚いたしましょう。あなたはキリストにあって輝く魅力ある人に変えられるのです。

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