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NO.116  2010.11.07

「本当の戦いとは?」

 

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、
また、天にいる もろもろの悪霊に対するものです。 (エペソ人への手紙6章12節)

 

キリスト信仰に導かれると問題もなく悩みもない人生が送れるようになるかというとそうではありません。この世に存在する限り、問題や悩みはつきものです。しかし、信仰の歩みを通して、試練に対しての心構えを学び、また対処する秘訣を身につけることが出来るようになるのです。
確かに、だれも問題に会いたくないし、試練は避けたいものです。しかし、そのことを通らないとわからないことが沢山あるのです。それが問題や試練のプラス面です。
まず、問題を通して、神を更に深く知るようになったり、自分の歩みを点検したり見直したりすることが出来るようになります。ひょっとすると問題は私たちに人生の方向転換を求めているのかも知れません。そのようなことがないと自分の過ちやこだわりに気づかなかったり、神が悔い改めに導いておられるのにわからなかったりするのです。しかし、憐れみ深い神はそのような試練や困難を通して私たちを砕かれ、悔い改めに導かれるのです。ですから、試練や困難もまた恵みとして数えることが出来るのです。
また問題が私たちを神に近づかせてくれます。問題を通して、危機感を覚えます。自分の力の無力さを実感させてくれます。自分ではどうすることも出来ない問題であればあるほど、いよいよ神様の出番です。神により頼まなくても生きることができるほど、私たちの人生の歩みはたやすいものではありません。神に叫ばざるをえないような状況を通して私たちは神に近づかせていただくのです。
また、困難や問題は、表面的な事象だけではなく、背後に霊的な策略があることに気づかせてくれます。すなわちそれがサタンや悪霊の存在です。人間の知恵も知識も及ばない、理屈の世界では測り知れない霊の世界での戦いがあることを忘れてはなりません。私たちはその策略に対しては無力です。パウロははっきりと「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」指摘しているところです。
私たちが抱える肉体的な病や精神的抑圧、霊的な圧迫や縛り。悪習慣の中に私たちを虜にし、憎しみとねたみと怒りをまき散らすこの世の主権者であるサタンとの戦いである事を覚えなければなりません。それに唯一勝つ方法はイエスの御名によって祈る以外にありません。イエスだけが、私たちを縛っている鎖を断ち切り、砕くことが出来るのです。
  今回、11月から月2回の割合で(11月は12日、26日の金曜日)午後9時30分から午前1時まで徹夜の祈り会を開催します。この徹夜祈祷会で兄弟姉妹の持っている病や問題、心の中にある苦い根、悪い人生の流れを断ち切り、神からの癒しと解放を頂きたいと心から願っています。祈らなければ事は起きません。祈りましょう。祈り込みましょう。聖霊の圧倒的なそそぎを頂きましょう。あなたや私に必要なのは聖霊の御業です。主イエスがこの祈り会を用いてくださるように祈ります。是非あなたも出来る時間で参加してください。主イエスの御名の権威によって信じる者に働く御業を頂こうではありませんか。あなたは新しい人に変えられるのです。

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