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NO.104  2010.08.15

「日本を変えよう」

 

小さな群れよ。恐れることはありません。あなたがたの父である神は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。(ルカ12:32)

 

先週、12日から14日まで3日間、愛媛松山にて、日本福音宣教会の全国聖会が開催されました。今回で17回目を数える聖会ですが、全国から300名ほどの兄弟姉妹が参加され、「日本を変えよう」というテーマでメッセージが語られました。私も初日の夜のメッセージを担当いたしましたが、兄弟姉妹のお祈りにより聖霊様の助けをいただき語ることができ心より感謝をいたします。そのメッセージの要約は以下の通りです。
今の日本はかつてないほど大きな混乱の渦の中にあるようです。自殺者が12年連続3万人を超え、自殺未遂者は34万人、孤独死をする人も3万人、行方不明者は10万人、鬱病が国民病となり、ひきこもりの若者が続出しています。政権が変わっても社会の状況はいっこうに良くなる気配もありません。今こそ日本のキリスト者が神の福音を携えて立ち上がることが神様にあって求められているのです。
そのためには先ず私たちキリスト者が変えられる必要があります。イエスの弟子たちは当時の世界を変えていきました。当初の数はわずか120名。しかし、かれらの宣教の働きが世界の変革の始まりとなったのです。使徒の働きはまさにそのことが記されています。弟子たちはどのように変えられていったのでしょうか。

 

Ⅰ聖霊による変革:使徒の働き1:3から記されている天の神様の聖霊の約束を求めて弟子たちは祈りました。当時の弟子たちは、弱さの極みにありました。頼りになるイエスがおられない。彼らは真剣に、飢え乾いて聖霊の油そそぎを求めたのです。10日間ひたすら祈りに集中した結果、ついに聖霊が下ってこられました。自分たちが語ったことのない言葉(異言)を語り、彼らの信仰が変えられていきました。自分の力ではなく、神の聖霊の力によって生きることを体験したのです。あのおびえ、恐れていた弟子たちは大胆なものに変えられ、イエスの名を大胆にかたり、3000名が救われ、癒しが起こっていったのです。私たちを変えられるのは聖霊様です。私たちも聖霊に飢え乾いて祈ろうではありませんか。

 

Ⅱ意識の変革:使徒の働き15章に記されている会議はエルサレム会議と言われるものです。パウロの宣教により異邦人たちが次々と救われていきました。しかし、ユダヤ人クリスチャンの中には救われるためには律法によって割礼を受けなければならないと主張する人たちが出てきて、教会を二分する論争にまで発展いたしました。しかし、この会議により異邦人たちには割礼を施す必要はないことが決議され、ユダヤ教の服をやっと脱ぎ捨てることができたのです。私たちの意識はすぐには変わりません。古い枠組みで信仰を取られていないでしょうか。殻を破り、枠を壊し、神の福音を語る者のなりましょう。私たちを縛っている常識や古い信仰の革袋を変えていただきましょう。

 

Ⅲビジョンの変革:使徒の働き16章6節にはパウロのビジョンの変革が出てきます。アジア宣教の自分の計画が神の計画により、聖霊の導きによりヨーロッパ宣教へと導かれていく様子が記されています。マケドニア人の叫びを神は聞かせられ、その叫びを聞いて、大きな神のビジョンへと変革されていきました。自分たちの計画を時には主に献げなければなりません。神のあなたへの計画とビジョンがあることを覚えましょう。主はあなたを用いて下さるのです。日本を変えるというビジョンを私たちから神から受け取り、主の働きに一人一人がチャレンジしていく者となりましょう。あなたにも神は「マケドニア人の叫び」を聞かせようとしておられるのです。

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