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NO.085  2010.04.04

「よみがえりの力」

 

あの方はよみがえられました。ここにはおられません。
ご覧なさい。ここがあの方の納められた所です。(マルコの福音書16:6)

 

足踏み状態だった桜もいよいよ満開となったようです。自然の力は偉大で、少々時が遅くなってもちゃんと満開になるのです。当たり前のように思っていますが、実は本当にすごいことだなと思います。自然の営みがそうであるように、神様のご計画も着々と前進している事を覚えたいと思います。
今日は主が復活されたイースターです。十字架に架かった主イエスでしたが、死の力はイエスを3日間以上そこに留めておくことは出来ませんでした。キリストは死の壁を打ち破って甦られたのです。そうして今も私たちの歩みの先達となって導いて下さるお方なのです。
私たちは現実の世界に生きていますから、日々周りの状況に影響を受けます。自分の取り巻く環境や人間関係を通して、人は様々な傷や痛みを負って生きていると言えます。毎日忙しいと、そんな痛みをいちいち感じている暇がない。そう思って忘れようとします。しかし、それはやはり残っているのです。
それが深く心の中に根付いてくると、どうしても受け取り方がネガティブになってしまいます。ネガティブに受け取る癖がつくとそれが今度は自分のフィルターとなって物事を受け取るパターンを形成してしまうことになります。あなたはどのような考え方のパターンがあるでしょうか。1度、自分の考え方のパターンを考えてみて下さい。「どうせそんなに人生うまくいくはずがない。人間みんな自己中心だから人のことなんかかまっておれない。大体人なんて信用できない。最初から無理だと思っていた。」などとつい思ったり、考えたりすることはないでしょうか。「どうせ」とか「やっぱり」、「所詮」などと同じような言葉を使っているかも知れません。そんな状況を打開するには甦られた復活のイエスに触れていただくことが必要です。
イエスの墓に出かけた女達は、「どうせイエスのからだを見るのは無理かも知れない。」そんな思いが交錯しながら墓に向かいました。しかし、そこで見たものは空っぽの墓でした。イエスの体はすでになく、甦ったと言う告知を御使いから受けるのでした。更に、悲しみの中にいる女達とは対照的に、すでにイエスは復活してすでにガリラヤで弟子達に合うために待っておられるというのです。何という違いでしょう。
イエスは今日、私たちに出会って下さいます。イエスは古い価値観や生き方から解放して下さるのです。
今日こそイエスに出会う絶好の機会です。今まで捕らわれていた古い生き方のパターンから、復活されたキリストとともに新しい世界へと導かれてまいりましょう。
愛する皆様と心からイースターをお祝い出来る恵みを感謝いたします。

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