閉じる

NO.084  2010.03.28

「基本的信頼感」

 

まことに、主は、ご自分の民を見放さず、ご自分のものである民を、お見捨てになりません。 (詩篇94:14)

 

毎週土曜日、祈りのミニストリースクールの学びがなされています。私も受講生の一人として、多くのことを教えられ気づかされています。前回は、「基本的信頼感(ベーシックトラスト)」の大切さについて再認識させられました。
人の発達成長段階の最初の段階が第1精神年齢期です。通常0~2歳の間を指し、この段階で身につけるものが「基本的信頼感」です。この「基本的信頼感」があらゆる人間関係の基礎となるものです。両親から愛情のこもった触れ合いを通して、親子の絆が形成されるのです。十分な信頼感が得られると、周りの人々や人生に対して心を開く能力を身につけることが出来、「私は大丈夫」「私は愛されている」という根本的な感覚を身につけることができるのです。
また、しっかりとした愛情を受ける事で、立ち直る能力やリスクを恐れないでチャレンジする能力を身につけることができます。更には柔軟性を持ち、自分自身の中に核となる自我が確立され、他人と自分の関係をもつ能力が身につくと言われています。
しかし、もし両親が心に傷を持っていて、子どもに十分な愛情を注げなかったり、健全な触れ合いが欠けてしまうと、この「基本的信頼感」が育たないのです。また、十分な時間を割くことが出来ず触れ合いが不足すると,情緒が不安定で、自信が無く、恐れや不安を抱えて,周りの人との関係が築きにくくなってしまうのです。
あなたはいかがでしょうか。私たちは大なり小なりこの「基本的信頼感」の欠如に気づかされるのではないでしょうか。どうすれば癒しをうけられるのでしょうか。
その鍵はイエスキリストです。キリストは私たちを放っておかれず、私たちを救うためにこの世に来てくださいました。キリストは深いご自身の愛を私たちに示してくださり、私たちと強い絆で結ばれること願われたのです。更に、十字架にご自分の命をささげて救いの道を開いてくださいました。
このキリストとの「基本的信頼感」をしっかり身につけること。それが全ての癒しの始りです。神と交わり、神の真実な愛に触れ続けることで、癒しが始まります。自分の傷がわかり、そこにキリストの十字架の光を投じてもらえるのです。告白、赦し、悔い改めと新しい方向へと祈りを通して導かれることで、私たちは癒され、他者との関係も改善されていくようになっていくのです。神はあなたに触れたいと願っておられるのです。
今、神の癒しと回復がこの教会にも起こり始めています。神様は私たちの闇の心に光を投じてくださいます。恐れないで、このお方に私たちのありのままを知ってもらおうではありませんか。あなたもあなたの家庭も変えられます。神の祝福が流れ込んでいるのです。その恵みにあずかってください。
是非、祈りのミニストリーを受ける機会を作られることをお勧めします。主イエス様があなたの内に現実に働いておられる事を体験することが出来ます。

閉じる