「霊的ナビは最新版ですか？」

「きょう。」と言われている間に、日々互いに励まし合って、
だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。(ヘブル人への手紙3: 13)

カーナビゲーション(車の道案内)システムは大変便利です。教会の車にもいわゆるカーナビがついていて、訪問するときに利用します。住所や電話番号などで検索すれば、必ず目的地に連れて行ってくれます。更には高速道を使った場合や一般道を使ったときの道案内などルートも複数示してくれますし、到着時間まで予測して教えてくれます。加えて渋滞情報も人工衛星を通して逐次知らせてくれるので、それを回避するための迂回路もわかるという具合です。また、たとえ道を間違えても、新たにルートを検索してくれるので、大変助かります。
　しかし、このシステムも地図を適当なときに最新版にしておかなければなりません。なぜなら実際の道路はよく変るからです。新しい道が出来たり、工事中であったり、一方通行が新設されたり、新たに開発された地域や新築マンションの建設などがあるからです。機能の良い機器には自動で最新版にアップデート出来るようになっているものもありますが、教会のはかなり古いので、時々道がないところに案内されたり、近道案内と表示されながら、結局時間が普通以上にかかってしまったりということが起こってしまうのです。
　私たちの信仰も「最新版」になっているでしょうか。今、生きて働く信仰かどうか吟味してみる必要があります。なぜなら、私たちにとって確実な時は今だからです。過去は過ぎ去ったものであり、過去に生きる事は出来ません。もちろん過去の経験を生かして今どう生きるかという意味では過去を生かすことは出来ます。しかし、それを生かすのは今の選択です。未来は未だ来ていない時です。将来どうなりたいか、将来の夢を描き,希望を持ちますが、それに向かっての備えや決断をするのはやはり今以外にありません。
今、この時、どう決断し行動を取るか。それによって私たちが手にするものが違ってくるのです。信仰の歩みも今生きて働いていなければ、修正をしなければなりません。調度過去の地図を使って目的地に行こうとしているようなもので、古い過去の経験を頼りに信仰の歩みを続けていることになるのです。
神は今日、み声をかけて下さるのです。今のあなたに近づいてきて下さっているのです。今教会ではディボーションノート「マナ」を推奨しています。まだの方は是非利用されることをお勧めいたします。
毎日、神様が語られるみ声を聞きましょう。聞いたことを書き出してみましょう。日々の霊の糧をいただいていますと,私たちの信仰は生きたものとなります。神が備えて下さっている人生のナビゲーションシステムは絶えず最新版になっているので、迷っても、目的地を見失ったりすることはないのです。今日の神はあなたになんと語っておられますか?　頭ではなく、心の耳で、信仰の耳で聴くものとなりましょう。