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NO.070  2009.12.20

「もし、クリスマスがなかったら」

 

「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」
(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。) (マタイの福音書1:23)

 

昨日19日のチャリティークリスマスゴスペルコンサートには沢山の方が来場され,本当に恵まれた集いとなりました。兄弟姉妹のご奉仕に心より感謝をいたします。
出席された方々の中から、イエス・キリストを求め教会に来られる方々が起こされますようにと祈るものです。兄弟姉妹もイエスの福音を伝えることに預かれた恵みを主に感謝しつつ、救われる方々が起こされるようどうか覚えてお祈りください。
さて、もしクリスマスがなかったら・・・と考えたことはないでしょうか。もしクリスマスがなかったら、イエス・キリストが生まれなかったと言うことです。もしイエス・キリストが生まれなかったとしたら、私たちの今の救いはなかったということになります。もし私たちの今の救いがなかったとしたら、私たちは今もなお、罪の中に生きていることになり、闇の中を希望なく歩んでいることになります。さらには、私に当てはめて言うならば、牧師になることもあり得なかったことです。更には開拓して東京に来ることもなかったし、またこうして愛する兄弟姉妹達との出会いもなかったことになります。自分を支えている全てがこのキリストの誕生されたクリスマスから始まっていることに気づくのです。
まさにこのクリスマスは私たちの今の存在をあらしめている決定的土台なのです。そう考えると今年のクリスマスはまた違った新たな思いで迎えることができるのではないでしょうか。その意味をしっかりと刻むようにいたしましょう。
神は私たちへの愛を実践するために、御子イエス・キリストを救い主として私たちの所に遣わされました。そのお方は「インマヌエルと呼ばれる。(すなわち、神は私たちと共におられる。)」というのです。神が共におられるとは何という恵みでしょうか。私たちは孤立することはもう二度とないのです。どんな時も私たちと共にいてくださる。そのお方がキリストです。2000年前の過去の出来事ではないのです。過去ではなく今、生きておられ、共にいてくださるお方なのです。なんと心強い事はないのではないでしょうか。
更にインマヌエルの神とは常に私たちと交わりを持って生きてくださるお方であると言うことが出来ます。いつも寄り添い私たちを励まし、導いてくださるお方です。必要なときには助けてくださり、いつも私たちと親密な交わりを持ってくださるお方、その方がイエス・キリストなのです。
更にはイエス・キリストは私たちに生きる意味と目的を与えてくださるお方です。この全世界にキリストの光を投じるために、私たちを先ず、救ってくださったのです。無目的に生きる存在から、神の使命に生きる者とされたのです。クリスマスの時、もう一度私たちの使命は何かを確認するときといたしましょう。

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