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NO.065  2009.11.15

「誰を友とするか」

 

知恵のある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害を受ける。(箴言13:20)

 

芸能界の薬物汚染がとどまるところをしりません。先日も国民的アイドルであった元女優が有罪判決を受けました。今まで築き上げてきた信頼を失い、芸能プロダクションを解雇され、更には離婚も間近と言われています。大きな代償を払うことになってしまいました。何とか早く立ち直ってもらいたいと心から祈るものです。また、海外でも映画『ハリー・ポッター』の主役の俳優が大麻を使用していることが報じられていますし、その蔓延ぶりは私たちの想像以上です。
最初は軽い気持ちや好奇心だったかも知れません。少しくらいは大丈夫だろう。という思いから、結局その誘惑に抗しきれず深みにはまってしまったようです。
その人を取り巻く環境も大きな問題です。家族や仲間の影響も大きいものがあります。前述の元女優は夫に勧められ、海外の俳優は仲間とのパーティーで吸っていたというのです。誘惑に陥る環境がまわりにあったのです。人は弱いが故に、誰を友に持ち、誰と交わるかということは非常に大切なことです。

「知恵のある者とともに歩む者は知恵を得る」とは箴言の言葉です。ここで言う知恵とは、人生を生きていく為の知恵という意味だけではありません。この知恵とは「神を知る」知恵ということです。すなわち神の道を示し、神に聞く知恵を教えてくれる人と共に歩むことで、私たちも神との交わりに導かれていくのです。この世の知恵に長けている人は沢山います。しかし、この世の賢さを持ってしても悪の誘惑に勝つことは出来ないのです。
唯一、誘惑に勝つ知恵は神がお持ちです。神を知ることの知恵がどれほど尊く大切なことかということを再認識する必要があります。神ご自身が知恵であり、それを具現化されたお方がイエスキリストなのです。
イエスは「わたしはもはや、あなたがたをしもべとは呼びません。しもべは主人のすることを知らないからです。わたしはあなたがたを友と呼びました。」(ヨハネ福音書15:15)と言われました。
 私たちの真の友となってくださり、私たちを助け導いてくださるお方がイエスキリストなのです。このお方がいつまでも友にいてくださるのです。  ですからこのイエスと親密な関係を築きましょう。親密な関係を築く第一歩はイエスが言われていることをいつも聞くと言うことです。今年も残り少なくなりましたが、来年度に向けて聖書に親しみ、神の御心を思い巡らし、神の御声に聞く者となろうではありませんか。神の言葉は私たちの信仰生活の土台であり、基本です。この基本がしっかりと出来ると生きていく為の基礎体力がついてきます。様々な試練や困難がやってきても、乗り越えることが出来ます。御言葉は私たちを誘惑から守ってくれます。地道なことですが、この基本を行なうとき、イエスキリストが共におられることを益々実感することが出来るようになるのです。あなたを守り導かれる最良の友であるイエスと共に歩んでまいりましょう。

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