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NO.047  2009.07.12

「キリストにあってひとつ」

 

平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。からだは一つ、御霊は一つです。
あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。
主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。
すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、
すべてのものの父なる神は一つです。
(エペソ4:3-6)

 

 日本プロテスタント宣教150周年記念大会が8日、9日とパシフィコ横浜国立大ホールにて行われました。二日間で延べ1万4000人の人たちが一同に会しプロテスタントの日本宣教150年の足跡を辿り、新たな宣教へのビジョンを共有いたしました。
 今回のスローガンは「キリストにあってひとつ」―主イエスの証人としてーでした。日本キリスト教協議会、日本福音同盟、日本リバイバル同盟や、そのほかのキリスト教諸団体などが一同に介したことは大変意義あるものだと言えます。さまざまな教団、教派が出席しながら全く違和感を覚えなかったことは印象的でした。聖霊の御臨在と恵みが会場を支配してくださっていたのだと思います。
 101歳でなお現役牧師として神戸で牧会しておられる大嶋常治牧師の励まし。2000年のシドニーオリンピックのテコンドー競技で銅メダルを取った岡本依子さんのユニークな救いの証し。高校生が高校生を呼ぶ教会として注目されているエレベートチャーチを牧会する25歳の佐々木拓哉牧師の熱い証し。など神様が働かれるその御業の多様性と聖霊の働きに心燃やされながら、大きな神の御手がこの日本を覆っておられる事を実感させていただきました。
 愚かな教派主義に陥ることなく、キリストにあってひとつという大きな一致点に立って日本宣教のために共に働くことの大切さを痛感いたしました。いまはもう互いに争うような時代ではないのです。キリストの宣教命令に従って福音宣教に専心しなければならない時代に突入していることを深く認識いたしました。もちろんそれぞれの諸教会や教派の特徴はあります。それらを生かしつつ、共通の福音宣教のために一致して日本のリバイバルのために前進していくことが求められているのではないでしょうか。
 闇の力は巧妙に私たちの教会や家庭に忍び込み、分裂の種を蒔き、互いが責め合い、おとしめ合うことにエネルギーを使わせようと躍起になっています。その策略に乗せられ、利用されないように信仰の目を開かなければなりません。救われた目的は何なのか、その目的を見失ってはならないのです。
 韓国からスピーカーの一人として招かれていたオンヌリ教会のハヨンジョ牧師先生は「御言葉と祈り」の生活の再構築を強調され、昔も今も祈りなくしてリバイバルなしと語られました。断食の祈り、徹夜の祈り、とにかく祈って祈って祈り抜くことを語られました。聖霊はそのようなところに働くのです。
 150年前にキリスト教禁令の中で来日し困難を乗り越えて宣教していった宣教師のように私たちも主のご命令に従って日本の宣教のために遣わされていく者となりましょう。教会あげて宣教する教会へと変えられてまいりましょう。主はあなたを用いられるのです。

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