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NO.043  2009.06.14

 「血流を良くしよう」

 

 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。全てのことに感謝しなさい。」 (Ⅰテサロニケ5:16-18)

 

 水道の出が悪いので水道屋さんに見てもらったことがありました。教会の建物はもう築40年経っているので、水道管も塩ビ管ではなく古い鉄管のままですし、今の水道管に比べて口径も小さいということがわかりました。それに加えてサビや様々な水の汚れが管の中に沢山付着してしまっているのではないかと言うことでした。実際水道管の中をカメラで撮影したものを見たことがありますが、水が流れるだけなのによくこんなに詰まってしまうものだと思うくらい、汚れて水道管をふさいでしまうのです。
 水道屋さんと話をしながら、私たちの信仰生活はどうであろうかと考えさせられました。いつの間にか様々なゴミが付着して、神の恵みをふさいでしまい、イエス様の豊かな命が十分に感じられず、重く暗い状態に陥ってはいないだろうかということです。
 一緒に考えてみましょう。私たちと神様との間につながれている恵みのパイプ、信仰のパイプはしっかりと繋がっているでしょうか。信仰のパイプが詰まっていることはないでしょうか。目詰まりを起こしていたり、どこかパイプに穴が開いていたりして、神の恵みが十分に受け取れない状態になってはいないでしょうか。厄介なのは、生活習慣病と同じで自覚症状がなかなかないということです。知らない間に身体がむしばまれていくように信仰の管の中の恵みの流れが悪くなっていく事態にはなっていないでしょうか。
 まず、よくよく注意して自分の信仰の状態を把握することが大切です。直接的な自覚症状はないにしてもいろいろな形で生活に信仰の実態が現れてくるものです。
 聖書は「いつも喜べ、絶えず祈れ、全てのことを感謝しなさい。」と教えていますが、この点に於いてどうでしょうか。喜びが自分を支配しているだろうか。何かあるとすぐにつぶやく、不平を言うと言うことはないか。祈りが枯渇していることはないか。毎日神様との交わりをしっかりと持っているか。また感謝が自分の心を支配しているか。すぐにイライラしたり、怒りっぽくなったりはしないか・・等々。
 神との日々の交わりが絶たれてくると心配や恐れや不安が支配するようになってしまいますが、神を礼拝する心を持つと神が私たちを支配してくださいます。
 もし、私たちの信仰の管の中に、いつも喜びと祈りと感謝が流れるようになると、管をふさいでしまう思いや感情を押し流してくれます。また、それらが心に定着してしまうのを防いでくれます。信仰も生活習慣です。毎日こつこつ自分の信仰を整え、良い信仰習慣を身につけて行くようにしようではありませんか。今日の礼拝がその第一歩となりますように。

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