閉じる

NO.027  2009.02.22

「神の時を待つ」

 

 先週の金曜日、土曜日と北海道の天候は荒れ模様でした。たまたま札幌の出張が重なってしまいました。私が搭乗した飛行機はどうにか千歳空港に着陸することはできたのですが、その後の到着便はかなりの数が欠航となりました。更に金曜の夜から土曜日にかけては石狩地方には暴風雪警報が出て、大雪となっていました。帰りは大丈夫かなと危惧をしてはいましたが、案の定、私が予約していた便を含めて定期便は午前中の便は全て欠航となっていました。
土曜日は福島の郡山に行く予定にしていましたので、とりあえず兄弟姉妹に連絡を取って今回の集会はキャンセルということにしました。しかし問題は果たして東京に帰れるだろうかということでした。とにかく空港に行かなければと朝一番の千歳空港行きの列車に乗るべく朝5時過ぎに札幌駅に行きましたが、大雪で列車は動きません。除雪をまって空港に着いたのは午前9時。
すでに予約していた帰りの便は欠航していましたので、新たにキャンセル待ちをしなければならないのですが、カウンターには何重もの長蛇の列。その人だかりを見ると益々今日帰れなくなるかも知れないという不安が頭をよぎりました。空席はないかと他の航空会社も調べてみましたが、どの便も全て満席状態です。
その時初めて、もうじたばたしても仕方がない、後は祈ろう。そう思って神様に祈っていました。しばらく祈っていると、アナウンスがあり羽田行きの臨時便が出るとのこと。沢山の人たちがキャンセル待ちをしていましたが、カウンターの事務の方が、「あなたはプレミアムゴールド会員ですか?」と私に聞きました。沢山飛行機を利用する人が持つカードなのですが、あいにく私はそうではありません。「しかし、ブロンズ(銅)会員ですが。」といいますと、しばらく考えて「わかりました。ではキャンセル待ちではなくそのまま搭乗口に行ってください。」と私の為に搭乗手続きをしてくれたのです。それで何とか土曜日の夕方には帰ってくることができました。本当に主に感謝です!
 しかし考えてみれば、じたばたしても仕方がないのに、してしまうなと今回の事で学ばされました。神様は最善の方法をお持ちであり、ちゃんと導いてくださるのです。ところが私たちは自分で局面を打開しようとしてしまします。しかし、神様にゆだねて祈る事が最優先です。
もちろん私たちも神の導きを信じて動く事も大切です。何もしないでじっとしていることが信仰ではありません。しかし、多くの場合、祈る事よりも、ああでもない、こうでもないと動くあまり、焦りや心配や不安を助長してしまう傾向があります。
問題が起こったら、慌てず、どっしりと腰を据えて先ず祈りましょう。そうして祈りの中から行動すべき事を示していただき,それを行動に移していきましょう。神様からの導きと助けがきっと来るはずです。あなたをこよなく愛しておられるのが神様なのです。どうか、神様はあなたのためにベストの道を用意しておられる事を忘れないでください。

私のたましいは黙って、ただ神を待ち望む。私の望みは神から来るからだ。(詩篇62:5)
閉じる