閉じる

NO.023  2009.01.25

「新しい責任の時代」

 

神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。(Ⅰテモテ2:4)

 

オバマ米大統領が就任、平和と団結訴え先週、47歳のバラク・オバマ氏が第44代アメリカ大統領に就任いたしました。内外に多くの難問題を抱えた中での大統領就任です。しかしその中で実に80%を越える支持率を維持しているというのですから、彼への期待度がどれほど大きいかがうかがい知れます。アメリカ建国以来、初の黒人大統領誕生という歴史の証人になりたいと、全米は言うに及ばず世界から実に200万人以上の人が集いました。

 彼はその就任演説の中で「新しい責任の時代」という表現をいたしました。今置かれているアメリカの危機は、自由主義の名の下に、歯止めのきかないマネーゲームがもたらした弊害にほかなりません。アメリカ国民もまたそれを良しとして許してきたことを反省し、その責任を一人一人が負う決意と覚悟を求めたと言えます。彼の演説は好意を持って受け取られているようです。みんなが彼のメッセージのもとに一つになり、痛みを負うことを覚悟し、共に変化をしていこうという意識を共有しているようです。

 私たちも神を信じる者として、信仰のあり方をしっかりと問い直してみましょう。いつの間にか傍観者になっていたり、お客さん的な信仰になっていないでしょうか。

 神を信じたことによって私たちは罪の赦しをいただき、神の御国の民とされました。神はいつも私たちと共におられて豊かな天国の恵みで私たちを祝福してくださいます。しかし、同時に神はこの天国の祝福を私たちを通してこの地に満たしたいと願っておられるのです。それが神の御心です。

 私たちの使命は、一人でも多くの人が救われるために、神の福音を伝えることです。 先日も、ファミリーグループの導き手(ナビゲーター)の集いの中で、沢山のビジョンや教会の使命が語られました。イエス様の恵みをコミュニティーの方々にお伝えしたいという兄弟姉妹の熱い思いが伝わってきました。みんなが自分のこととして教会の働きを考え、瀬金を持って関わろうとしておられる。その様子を垣間見て、これが教会の本質であり、実体だと思わされました。まさに教会も「新しい責任の時代」として兄弟姉妹が感じ取っておられて感謝です。

 神の福音を担うのは牧師だけでもなく、一部の人でもなく、兄弟姉妹一人一人です。教会とは建物のことではなく、一人一人が教会であり、神の家族の一員なのです。

 共に先ず教会の働きに関わりましょう。教会の働きに関わるところから、教会の宣教は前進していくのです。一人一人の賜物が生かされるような、新しい働きも次々と生み出されて生ければ何と素晴らしいことでしょうか。一人一人が主体的に関わる時代、それが今の教会を変え、日本を変えることを覚えようではありませんか。あなたがその鍵を握っておられるのです。

閉じる