■黙想エッセイ

「ザ・プロミス (The Promise)」というミュージカルを観たことがあります。イエス様を中心に多くの徒弟たちと周囲の人々が登場し、キリストの誕生から十字架の死、復活と昇天に至るまで、イエス様の生涯が大舞台でリアルに再現されていました。しかし、注意深く見ていると、最初から最後まで舞台に立ち続けている存在がいました。それはサタンでした。サタンは、ステージ全体を縦横無尽にかき乱し、人々を誘惑しました。その誘惑に険らした人々は、だまされたことを知り、後悔で苦しみました。その苦しみに耐えきれず、自殺する人もいました。サタンは、少しでも階段があれば、人々をつまづきかねて減滅の道へといざないました。ミュージカルを通して、サタンとの戦いは真剣に対処すべき問題なのだと気付かされました。
今日も世界のどこかで戦争が起こっていますが、サタンとの戦いはどの戦争よりもスケールが大きく、大きな被害をもたらします。それでも、私たちが勝利を確信して大胆でいられる理由があります。それは、私たちが勝利者の次元に属しているということです。戦いの鍵は、サタンとイエス様のどちらに属しているかにあります。死に勝利された方、イエス・キリストだけが、最終的な勝利者です。キリストの再返が来られる時、サタンの勢力は完全に消滅されるという、私たちの戦争は完全にキリストに属していることです。