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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.357 2024.05.05

■黙想エッセイ

 

信仰のクライマックスは、イエス・キリストを死者の中からよみがえらせた神様を信じることです。私たちは生きている間、親や友人など、人の死に遭遇します。葬儀に行ったことのない人はいないでしょう。ところが、復活は人がこの世では経験できないものです。天の御国がどんな所で、復活がどのようなものであるかを事前に知ることができるなら、この世でどんな苦難や悲しみがあっても問題にならないでしょう。
ですから、天の御国があるという事実、私たちが復活のからだになるという事実を信仰によって受け入れてください。そうすれば、どんなことがあっても、恐れなくなります。
「明日」が確かな人は、「今日」という日が明確になります。「明日」が不確かな人は「今日」の人生に自信がありません。 疑い深く、不安や心配しかないからです。忘れないでください。神様は、死者を生かし、無いものを有るものとして召される方です。
私たちの心が天の御国に対する希望で満たされるように願います。聖霊を受けた人は、天の御国が自分の近くにあるのを感じます。信仰によって天の御国を見、イエス様の苦難を感じ、十字架の出来事を悟るのです。イエス・キリストの贖いに対する信仰がなければ、風に吹き飛ばされる籾殻のようです。その救いの先に復活があるという信仰を握りしめる人は滅びません。イエス様とともに永遠に生きます。私たちの心に、このような確かな信仰が根づくことを切に願います。

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