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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.302 2023.04.16

■黙想エッセイ

 

私が読んでおもしろいと思った本の中に、『乱取りの法則』というものがあります。この本は、柔道を通して学んだ知恵を教えてくれます。柔道を習う時には、まず倒れ方、つまり「受け身」の仕方から習います。受け身の練習をしてケガをしない技術を十分に習得した後、攻撃の仕方を習うのです。姿勢を低くする方法を学ぶということは、先に負ける方法を学ぶことです。できるだけ戦わなくて済む方法を学ぶのです。最も優れた兵法は、戦わずとも勝利することです。戦争は一度始めれば多くの人が死にます。国が廃墟と化します。家庭が崩壊します。
しかし、私たちが目指すべき目標は、戦うことではなく平和であり、安定することにあります。
人生の真の勝利者は、最後に勝利する人です。真の勝利者は重要ではない戦いはしません。自分を低くして、不要な戦いには敢えて負けることができる人です。私たちの人生は、登山をするときのように、登るときもあれば下るときもあります。ですから、登りと下りがバランスを保っていなければなりません。ずっと成功し続けている人たちは、登ることに優れていますが、下ることにも優れています。頂上に到達しても謙遜さを忘れない人、登りながら下り道に備えられる人が、真の勝利者なのです。

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