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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.249  2022.04.10

■黙想エッセイ

 

私たちが恐れと不安の中にいるとき、イエス様は「あなたはわたしを信じますか」と尋ねられます。 私は、初めて赴任した教会を急に辞任しなければならなくなりました。3年間、教会のほとんどの部署に携わりましたが、急に次の週までで働きを終え、別の教会を探すようにと通告されたのです。一日中、呆然としていましたが、何とか気を取り直し、自宅で求人サイトを見ていると、突然悲しみに襲われ、寝込んでしまいました。
部屋に入って来た妻は、そんな私の様子を見て、「どうしたの? あなたが信じている神様が死んでしまわれたの?」と言うではありませんか。 急に恥ずかしさが込み上げてきました。神様は生きておられ、今も働いておられ、その御手で私を捕らえてくださっています。それなのに私は、 まるで神様がおられないかのように、惨めになっていたのです。私は妻と一緒に祈り、「神様が生きておられることを信じます」と告白しました。そして、「今は暗闇のようでも、あなたの導きを信じます」 と祈りました。
その翌日の午後、ある教会から働き人を探しているという連絡がありました。
そこが私が2番目に赴任した教会です。神様は今も生きておられます。昨日も今日もおられ、後に再臨される主です。神様は、ご自分が定められた時に、約束したすべてのことを必ず成し遂げられます。その日まで、私たちは「すでに」と「まだ」の間で、この世との終わりなき信仰の戦いが続くでしょう。ですから私たちは、今も生きておられる私たちの主を見上げなければなりません。

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