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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.220  2021.09.19

■宮 恵子

 

マナーを守らない若者の行動にイライラして不機嫌な日々が続いていたので、神様に「若者に対するいら立ちを手放させてください」とお祈りしていました。
ある日、帰りの通勤電車で優先席に座る若者を見て「若者が優先席に座るなんて!」と呟いてしまいました。そうしたら優先席に座っていた若者にそれが聞こえてしまったらしく、その若者に「なんだ、くそババア」と言われてしまいました。私は思わず、「神様ありがとうございます」と呟きました。それが若者に聞こえたらしく、それから彼は何も言わなくなりました。「くそババア」と言われて、今まで私は電車の中、職場、様々な場面で沢山の人々に心の中、それから小さな声で罵ったり、汚い言葉を言っていたことに気づきました。「くそババア」と言われて自分も人を傷つけていたのだとわかりました。そしてこれからは、人に腹を立てても侮辱するような言葉は口にしないと心に決めました。「くそババア」は綺麗な言葉ではありませんが、この言葉は神様が私に下さった言葉だと受け取り、感謝しました。 (宮 恵子)

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