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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.181  2020.12.20

■「主に守られて」①

 

私は、広島の親友から西田育生牧師を紹介され、二度目にお会いできました。一度目は、一人息子が亡くなった時で、長く暗いトンネルにいた平成12年でした。親友から西田先生を紹介されたときは上の空だったようでメモだけに終わりました。
一方、親友は広島の教会で西田先生を紹介され、愛媛の松山で平成7年6月に洗礼を授けてもらい、それからずっと主に守られてきました。彼女は看護学校時代から就職先の千葉の病院勤務も私と一緒でした。彼女は広島で結婚後、平成6年にご主人を亡くし、その後を追うように親孝行の次男を亡くされたのです。その落胆ぶりは電話でも伝わってきました。
そして、一年後に洗礼を受けられたわけです。
彼女は西田先生を上品で、親切、真面目でイエス様のような方よ。だから西田先生をお尋ねしてね。と言われてメモをしました。私の息子の愛犬は私が毎日仏壇に手を合わせいると私の傍らによってきて、とめどなく流れる私の涙を毎日なめてくれました。私がもらってきた愛犬なのに、すぐ息子に躾けられ息子が主人になってしまいました。
息子の死後、愛犬は私が仕事から帰ると表情や様子を観察しているように見えました。
しかし、愛犬も8年後の3月に亡くなりました。この時まで愛犬を通して息子を感じていたので息子と愛犬を同時に失ったようでどうしようもない不安が襲いかかりました。
この時は近所だけでなく遠くの犬友まで駆けつけてくれ、家の中が花でいっぱいになりました。それから改めて東京ホープチャペルの西田先生をお尋ねしようと決心をしました。これが2度目です。まずは地図で場所を探し、改めて伺うつもりでいましたが、見つかると思わず呼び出しブザーを押してしまいました。もちろん、外出しておられましたが、ありがたいことにすぐに戻ってこられたのです。私は逆に予約もしていなかったので有難いやら、びっくりするやら、肩をすぼめるおもいでした。(原田敏子)

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