■9:髙橋玲
私は去年2016年の9月ごろ、2017年1月に韓国・釜山で行われる二つの翼国際カンファレンスとプンソンハン教会の金曜祈祷会に参加することを決め、とても楽しみにしていました。ところが、学校の成績がどんどん落ちていき、10月と12月に受けた卒業試験もボーダーラインで、12月に受けた全国の薬剤師国家試験の模試結果は、A~Eのうち、
D判定を取ってしまいました。学校の講義中、卒業試験に合格したから1週間遊んでいたら、国家試験に落ちたという先生の話を聞いたり、周りの友達は成績が上がっていくなかで、自分は下がり続けているのを目の当たりにしたりしました。
私は大変焦り、韓国に行っている場合ではないように思いました。そして、次の試験で目標とする点数以上がとれなかったら、韓国に行くのはやめようと決めました。しかし、結果は目標としていた点数に届かず、私は韓国に行く一週間前の日曜日に、一緒に行く予定だった兄弟姉妹に行かないことにしたことを告げました。
すると、こういう時だからこそ行った方が良いと激励され、私は泣きながら祈っていただきました。姉妹の話を聞いていると、たとえ今回の国家試験に落ちても、今回韓国に行って良かったと思える時が来るのかもしれないと思えてきました。また、以前に観た『ソウル・サーファー』という映画が印象的で、神様よりこの世のことを優先したために、悲痛な試練に遭った主人公のことを思い出しました。神様はそれらを通して、私の心を動かしてくださり、結局、直前になってやっぱり韓国に1週間行くことにしました。
カンファレンスや祈祷会では、その時、必要だったみ言葉が与えられ、参加してよかったと心から思いました。不思議に、日本に帰ってからは不安や焦りで暗い気持ちになることもなく、むしろ力を得て、2017年2月末の国家試験に臨むことができました。そして、無事、国家試験に合格することができ、今は薬剤師として病院で働いています。
「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」
(マタイの福音書6章33節)
人生の優先順位を正してくださり、み言葉の通りに祝福してくださった神様に心から感謝しています。
(髙橋玲)